第3回 動作分析勉強会「立ち上がり」

立ち上がりの動作分析勉強会を行いました。

ディスカッションの内容を紹介させて頂きます。

○ハムストリングスで立っているというがなぜこうなるのか?

立ち上がりの際ハムストリングスの活動で膝は前方ではなく後方に引け、体幹が過度に前傾し体がクの字になる。足関節は底屈で突っ張り踵に体重がかかっていないなどの意見がありました。

○なぜハムストリングスを使用して立つのか?

痛みがあるから使いたくない人もいれば、運動コントロールの難易度を低くするためにワザとそうしている人もいる、機能不十分な人もいるなどの意見がありました。

○麻痺患者の典型的なパターンで動作(バックニ―・内反)を覚えるとなぜ良くないのか?
・二次的な問題へ波及する可能性を高める
・その後の歩行や立位動作への悪影響
・動きの自由度が狭まり環境が変わると動作ができない可能性を強める
・半球間抑制の観点から、脳の自然回復を阻害させないため、全人的な回復のため。

今回、個々に考えている事を共有する良い機会となりました。